デザイナー土屋の考察 VOL.6

始めの一歩…

自分の意思で自分自身で最初に買った洋服とは…

それまでは、親が用意してくれた洋服、または一緒に出かけて選んだ洋服を身につけている…

「親離れ」「反抗期」「大人への憧れ」… そんな思春期は、全てにおいて「自分で決めたい!」と言う気持ちが強くなるものだ…

話しを戻すと、最初にお店に行って自分の欲しい「洋服」を買い物した記憶とアイテムとは…

デニム/ジーパン Levis 605だと記憶している
606だったかな?当時は皆501を履いて居たが、なんともチビで痩せて居た僕にはキマラナイシルエットだった…
今の様にスキニーが主流、流行ではなかったが、自分にフィットするものをと憧れの501は断念した覚えがある。



そう言う意味でもデニムは「アウトロー」「青春」「反骨心」などの意味合いを強く感じさせてくれるアイテムであった。

今はデニム=若者のアイテムではなくなり、子供から年配者まで、違和感もなくはけるスタンダードアイテムになった…

今の様にオシャレなセレクトショップがなく、ファストファッションもない時代、街にはデニムショップ/メンズショップなどがあり大人に混じって青臭いガキが「背伸び」をして行ったものだ…
お小遣いをマジックテープのスポーツブランドのお財布に入れて(笑)

大人になるにつれ、ボトムスはスラックス(パンツ)が主流になりいつしかジーパン離れをしている人も多いのではないか?僕自身もそうであった時期がある。

一周?まわって大人になってもう一度ジーパンに触れてみると、懐かしさと、思春期のワクワク感がフラッシュバックする。 今はジーパン(デニム)色をした「のびのびスパッツ」(スキニー)などが世に溢れているが、久々にcotton100%のジーパンに脚を通すのも良いのではないか?